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2018年7月1-2日

​白馬鑓温泉

 20年ぶりの鑓温泉、独り占めしてきました。泊まったのは私ひとりのみ。

 星空の露天風呂、月明りの露天風呂、日の出の露天風呂。小屋営業開始前の誰も居ない鑓温泉、とても幸せな一時でした。

 初日は曇りで大した写真も無いので、いきなりですが鑓温泉直下。これ全部温泉です。源泉垂れ流し!!

鑓温泉

 

 

 

​ 8:30に猿倉を出発し、13:20に鑓温泉に到着。コースタイム4時間半のところを4時間50分か。蒸し暑く汗だらだらでペースが上がらず、残雪でまだ道は不明瞭、アイゼンを付けたり外したりしたことを考えると自分としてはまずまずかな。

 露天風呂横の特等席スペースにテントを張りました。更衣室らしき小屋が建ちますのでシーズン中はこの露天風呂横にテントは張れませんので小屋営業期間外だけの特等席です。

 

 小日向のコル付近ですれ違った下山してきた小屋工事業者の方は「これから補修するんだけど石垣(写真右)が傾いてきているからなるべく温泉が入ってきている側(写真左側)に居て」と言われたのですが、どう見ても左側の石垣がいまにも崩れそうでした。私が逆で理解してしまったのかな?

 途中で水は汲んできたのですが小屋(まだ解体されたまま)のすぐ北側にあるこの雪渓からいい水が流れていました。ここで冷やした風呂上りのこのビールは最高の味!

 

 

 

 いい湯でした。ぬるくもなく熱くもなくちょうどいい湯加減。ブヨが多かったですがこの時期は仕方ないでしょう。頭に被る防虫ネットを持っていったのは正解でした。

 

​ 20時過ぎから空が晴れ星空の下で露天風呂を楽しみ、23時過ぎからは満月の月明りで露天風呂を楽しみました。私のデジカメでは夜景は撮れないので紹介できなくて実に残念です。

​ 翌朝4:30、ご来光です。もちろん露天風呂を楽しみながら。

 

 

 

​ 御来光だけでなく夜明けの月も素敵でした。2日目はごらんのように素晴らしい天気となりました。

 

 

 

 6:30、後ろ髪を引かれるような思いで下山。許されるならここに住み着きたいくらいでした。

 

 

 

​ まだベニガラも撒かれていないので夏道への接続はちょっとわかりにくいところでした。

 

 

 

​ 杓子沢。20年前に来たときは7月末で花が咲き乱れていてとてもきれいな所であったことを鮮明に覚えています。あと2週間もすればこの雪渓も大半は消えてなくなるのでしょうか。

 

 この辺りは落石要注意。この先にも残雪はあるもののここを過ぎればアイゼン不要でした。

 

 

 

​ 杓子沢から振り返り後立山連峰の稜線を望みます。写真のど真ん中あたりが鑓温泉です。よく見るとブルーシートが見えると思います。

 

 

 

​ 小日向のコルを過ぎて姿を現した白馬岳(左)と小蓮華岳。

 

 

 

​猿倉には10:00着。

 

 私が名前を知っているのは水芭蕉とふきのとうくらいですがいろんな花が目を楽しませてくれました。池​(池塘)にはモリアオガエル、サンショウウオなどの生き物たちも。

 頂きを踏むことは全く考えず秘湯が目的の今回の登山、すばらしい経験となりました。

 

 

 

 温泉三昧してきたわけですが当然のことながら下山でも汗をかきますので下山後も温泉。白馬ハイランドホテルの絶景露天風呂です

 

 

 

​ 帰宅したのは夕方遅くで次の日は仕事。こういう場合、寝袋とテントは車の中に広げて干すのですが染みついた鑓温泉の硫黄臭(正確には硫化水素臭?)で車中が臭くなってしまいました。

​ 寝袋は洗濯しないと臭いが取れないかも・・・・・

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